校長ブログ
2025.12.23
【こころに吹く風】「冬に思うこと」― クリスマスを迎えて―
校門に立つ朝、冷たい空気の中で、吐く息が白く広がります。
冬の訪れとともに、学校にも静かな季節がやってきました。
クリスマスは、光がこの世に来たことを祝う日です。
一年の中でいちばん夜が長く、暗さが深まるこの時期に、あえて「光」を思う。
そこに、キリスト教の大切なメッセージがあります。
生徒たちの学校生活も、ときに先が見えず、不安や迷いを抱えることがあります。
努力してもすぐに結果が見えなかったり、自分だけ取り残されたように感じたりすることもあるでしょう。
けれど、クリスマスの物語が教えてくれるのは、光は静かに、気づかれないところから始まる、ということです。
馬小屋の小さな光のように、日々の中の小さな優しさや誠実な歩みは、確かに周囲を照らしています。
友だちを気遣う言葉、先生の声かけ、家族の支え。
そうした一つひとつが、寒い冬の中で、あたたかな光となっています。
クリスマスを過ぎると、季節は年の終わりへと向かいます。
一年を振り返り、できたこと、できなかったこと、それぞれが胸に浮かぶことでしょう。
どうか自分を責めすぎず、この一年を歩んできた自分自身を、そっと認めてほしいと思います。
冬は、次の春に向けて力を蓄える時。
そしてクリスマスは、その歩みを信じ、希望を抱いてよいのだと伝えてくれる時です。
寒さの厳しい日が続きますが、心の中にはあたたかな光を。
この学び舎が、これからも希望の灯をともす場所であり続けることを願っています。